『フリー・ガイ』公開記念 ライアン・レイノルズ?ライアン・ゴズリング?どっちがどっち?とりあえずどちらかが出演するおすすめ映画5選!

映画

2021年8月13日、『フリー・ガイ』が公開されました!

お決まりの毎日を繰り返していた、オンラインゲームの中のモブキャラである銀行員のガイが、ある日モロトフ・ガールと名乗る謎の女性と出会い、自分がゲームの中にいることに気づいて自我が芽生えていく、という映画です。

主演は、ライアン・レイノルズ、共演には、ジョディ・カマー、ジョー・キーリー、そして『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)や『ジョジョ・ラビット』(2019)の監督も務めるタイカ・ワイティティなどが名を連ねています。

ライアン・・・ゴズリング・・?レイノルズ・・?えっとー、『ラ・ラ・ランド』がゴズリングで・・・今回はレイノルズか。

名前の似ているライアン・ゴズリングライアン・レイノルズこれを機に、どっちがどっちかはっきりさせましょう。そこで今回は、それぞれが出演するおすすめ映画をご紹介します!

『ブレードランナー 2049』(2017)

2049年の荒廃した地球では、レプリカントと呼ばれる、遺伝子工学によって生み出された優れた身体能力を持つ人造人間が、労働者として従事していました。しかし、旧型のレプリカントには、人類に反旗を翻す性質があり、逃亡して各地に潜んでいました。従順な新型レプリカントである主人公のKは、そんな逃亡した者たちを捜査して見つけ出し、存在を消す「ブレードランナー」の仕事についていました。ある日の任務で彼は土に埋められたレプリカントの遺骨を発見、検査の結果、これまでは不可能だと思われていた、出産の跡があることが分かります。その事実を隠蔽させたい組織はKにさらなる調査を命じますが、彼はある疑惑に囚われることになります。

リドリー・スコット監督の名作映画『ブレードランナー』(1982)の正当な続編であり、前作に引き続いてハリソン・フォードがデッカード役を演じています。今回の監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ。これまでに、ヒュー・ジャックマンジェイク・ギレンホールが共演のクライム・サスペンス『プリズナーズ』(2013)や、エイミー・アダムス主演のSF作品『メッセージ』(2016)などを手掛けました。深淵で美しい映像を映し出しながらも、エンタメに寄った娯楽性を保つことのできる、数少ない映像作家です。

これは、ゴズリング

そうですね、主演はライアン・ゴズリングでした。他には、主人公の恋人のAI役に『ノック・ノック』(2015)や『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)のアナ・デ・アルマス、上官役に『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)や『ワンダーウーマン』(2017)などのロビン・ライト、レプリカント会社の経営者には、『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)や『チャプター27』(2007)などでカメレオン的な演技を見せるジャレッド・レトなどが名を連ねました。

『ライフ』(2017)

国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士のデビッドたち6人のクルーは、初めて生命体を捕獲することに成功した火星探査機を回収します。生物学者・ヒュー博士がその微生物を実験室で培養すると、順調に成長を遂げ、自ら動くようにもなりました。可愛げのあるそれは「カルビン」と名付けられます。しかしある日、異常なスピードで巨大化していたカルビンが突如凶暴化すると、博士に攻撃を仕掛けます。乗組員のロイは、研究室にとっさに救出に向かい、火炎放射器で攻撃を仕掛けるものの、逆に食い殺されてしまいました。密閉されていた研究室は、炎によって換気口が開いてしまい、カルビンはダクトを通って宇宙ステーション内に侵入します。

果てしない暗闇が広がる、静謐な真空に満たされた宇宙。それだけでも背筋が冷えるところ、そこを漂う宇宙船の密室の中に現れる未知の邪悪な存在は、名作映画『エイリアン』(1979)をも彷彿とさせるような恐怖を味わえます。

主演のジェイク・ギレンホールは、『ドニー・ダーコ』(2001)の暗い高校生役でブレイク、『ブロークバック・マウンテン』(2005)や『ゾディアック』(2007)、『ナイトクローラー』(2014)など、「彼の出演作にははずれがない」と言われるほど、良作に恵まれています。共演のレベッカ・ファーガソンは『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)に抜擢されたのち、『グレイテスト・ショーマン』(2017)や『ドクター・スリープ』(2019)などで印象に残る脇役を歴任しています。ハリウッドで活躍中の真田広之も出演しています。

これは、えっとー、レイノルズか!

本作で、てっきり主役なのかと思わせる演出から、裏をかいて最初の犠牲者となったロイを演じたのは、ライアン・レイノルズです。

『ドライヴ』(2011)

主人公は、自動車整備工場で働きながら、映画やドラマのスタントドライバーとしても働いていました。しかし、彼にはもうひとつの顔が。その傑出した運転技術を買われ、強盗の逃走を手助けする「逃がし屋」の仕事をしていました。ある日、同じマンションに住むアイリーンと出会って恋をします。しかし彼女には、刑務所に服役した旦那がいました。その夫が刑期を終えて帰ってきますが、刑務所で出会った街の裏稼業のクックにそそのかされて、新たな強盗に加担させられることになりました。アイリーンの幸せを願う主人公は、そのドライバーを買って出ることにしました。

余計なセリフがないクールな作品です。コントラストの強い色彩による印象的な映像が連なり、ただのラブストーリーとしても面白いのですが、そこにカーチェイスやサスペンス要素が加わる、不思議なまとまり方をしている映画です。

こちらはライアン・ゴズリングが主演。草食系の優男に見えるのに、どこかに暴力性が見えかくれするという、複雑な役をこなしています。

ヒロインのキャリー・マリガンは、『17歳の肖像』に主演して一気にブレイク、カズオ・イシグロ原作の『わたしを離さないで』(2010)や、レオナルド・ディカプリオと共演の『華麗なるギャッツビー』(2013)などでも強い印象を残してきました。最新作の『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)では新境地を開拓しています。

『ハッピーボイス・キラー』(2014)

主人公のジェリーは小さな会社に勤める平凡な毎日を送っていました。彼には、飼っている犬と猫の声が聞こえまが、その幻聴は、精神病によるものであり、医者にかかってはいたものの、処方された薬を飲むと目を背けたくなる現実が見えてしまうため、服用せずに彼だけの世界の中で毎日を過ごしていました。密かに恋心を抱いていた経理部のフィオナになんとか接近しようとしますが、一方の彼女は、変人という噂の彼には興味がありませんでした。しかしある日、車がエンストして困っていたフィオナは、偶然通りかかったジェリーに助けを求め、同乗させてもらいます。ジェリーは彼女を送り届ける道中で、誤って鹿をはねてしまいます。その鹿が「とどめをさして」と話しかけてきたため、彼は持っていたナイフで鹿の首を切り落としました。その異常な行動にフィオナはその場を逃げ出しますが、追いかけた彼は、はずみで彼女も刺してしまいます。

ポップだけれど不気味なホラー・コメディです。毒舌な犬と猫が淡々としゃべるシーンなど、キャッチーでかわいいシーンが多いため、普段ホラーを見ない人にとってはハードルが低いかもしれませんが、猟奇的なシーンはかなり本格的なスプラッタなので、ある程度耐性は必要かもしれません。

監督は、イラン出身のマルジャン・サトラピです。自らの自伝コミックをアニメ化した『ペルセポリス』(2007)が話題を呼びました。マチュー・アマルリックが主演の『チキンとプラム〜あるバイオリン弾き、最後の夢〜』(2011)も手掛けています。

こちらはライアン・レイノルズでした。共演には、アクション映画『ヘンゼル&グレーテル』(2012)に主演したジェマ・アータートンや『マイレージ・マイライフ』(2009)や『ピッチ・パーフェクト』(2012)のアナ・ケンドリックなどが名を連ねています。

『ラースと、その彼女』(2007)

小さな田舎町に住むラースは、極端に内向的で人付き合いが苦手です。そんな彼を、同じ敷地内に住む兄のガスとその妻のカリンはいつも気にかけて食事に誘いますが、いつもやんわりと断られました。同じ職場のマーゴは、気が優しく純粋な彼に好意を持っており、会うたびに話しかけますが、彼にはうまく反応できません。そんなある日、珍しくラースの方から兄夫婦の家を訪ね、「インターネットで知り合った彼女のビアンカを紹介する」と言い、等身大のラブドールを持ってきました。そして実在の人間を相手するように話しかけるのでした。医者に相談したところ、「彼にとって必要な妄想なので話を合わせてあげて」とアドバイスされます。彼はビアンカを車椅子に乗せて街中を連れ回し、以前よりも活発になりました。そして街の人たちも温かい目でそれを認めるのでした。しかしあるとき、ラースはビアンカと喧嘩してしまいます。その心底には、彼に大きくのしかかるトラウマがありました。

一見すると軽薄で珍妙なコメディのようですが、騙されたと思って黙って見てみてください。誰一人として悪人のいない、心温まるハートウォーミングな本作に、癒しの涙を流すこと必至です。

ゴズリングだね!そろそろわかってきた!

そうですね、主演はライアン・ゴズリングです。兄のガスは、『ベイビー・メイク 私たちのしあわせ計画』主演のポール・シュナイダー、その妻には『ピンクパンサー』(2006)や『シャッターアイランド』(2010)に出演したエミリー・モーティマーが務めました。

本作を手掛けたクレイグ・ガレスピー監督は、その後マーゴット・ロビーが主演を務めた『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)やエマ・ストーン主演のディズニー映画『クルエラ』(2021)などの大作を任されています。

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